こんにちは！桧家住宅の長野です。
新築を建てるとき、「部屋数はそんなに必要ない」「ワンフロアで生活したい」という理由から、平屋で検討される方も多くいらっしゃいます。
ある程度の広さがある土地に平屋を建てないと、十分な収納スペースが取れない、収納スペースを広く取ろうとして居住スペースが狭く感じる、ということにもなりかねません。
そんなときにおすすめしたいのが「小屋裏収納スペース」です。今回は、平屋に小屋裏収納スペースをつくるメリット・デメリットをご紹介します。
小屋裏収納スペースってなに？
小屋裏収納スペースとは、「部屋の屋根裏部分を利用したスペース」のこと。小屋裏収納スペースをつくるときは、以下の条件を満たす必要があります。
①小屋裏収納スペースの床から天井までの高さを1.4m以下にする
②小屋裏収納スペースの面積は、小屋裏収納スペースの下にある階の面積の半分以下にする
③各自治体が定める制限を満たす
平屋に小屋裏収納スペースをつくるメリットは？
・家中のいろんなものを収納することができる
二階建てと比べて平屋はコンパクトなので、その分収納スペースを取りづらくなりがちです。しかし、小屋裏収納スペースをつくることで、たくさんの荷物を収納することができて、部屋がスッキリと片付きます。本来であれば、デッドスペースであるスペースを有効活用することで、居住スペースを広くとることができます。
・部屋が広く感じられる
平屋に小屋裏収納スペースをつくると、部屋の天井に奥行を感じることができます。視覚効果によって、小屋裏収納スペースがな場合と比べて部屋全体が広く感じられます。リビングなどを広めにとって、小屋裏収納スペースをつくれば開放感のある空間を実現できます。
平屋に小屋裏収納スペースをつくるデメリットは？
・通風を考えないと熱がこもりやすくなる
室内の暖かい空気は、上部にたまる性質があります。そのため小屋裏収納スペースの通風をしっかりと考慮しないと、熱や暖かい空気がたまってしまい、夏場は特に暑くて使うのがつらくなってしまいます。そうならないためにも、通風用の窓を設置するようにしましょう。
・大きな窓を設置できないケースも
平屋に小屋裏収納スペースをつくるときに、小屋裏収納スペースの床から天井までに十分な高さがないと、採光や通風用の大きめの窓を設置できないこともあります。もし、小屋裏収納スペースをつくる部屋が家の中心にあって、小屋裏収納スペースに採光用の大きな窓をつけられないとなると、小屋裏収納スペース全体が薄暗く感じてしまうことも。平屋に小屋裏収納スペースをつくる際は、大きな窓がつけられなくても通風や採光に問題のない間取りづくりが大事になります。
いかがでしたか？
小屋裏収納スペースをつくると、平屋でも十分収納スペースをとることができて居住スペースを広く使うことができます。
小屋裏収納スペースは、部屋の上半分ほどの空間を使用してつくります。つくるときは、なるべく広さのある部屋のなかにつくることをおすすめします。
もし、平屋に小屋裏収納スペースを検討するときは、どの部屋につくるのかをしっかりと考えましょう。