こんにちは!桧家住宅の長野です。

突然ですが、「ウォークスルークローゼット」というものを知っていますか?「ウォークインクローゼットなら知っているけど…」という方が多いかもしれませんね。

実は近年注目を集めているウォークスルークローゼット。名前の通り、2か所出入り口があることで、人が通り抜けできる収納のことをいいます。スペースを有効活用できることから、平屋にもぴったりの収納なんです。スペースを無駄なく使えるだけでなく、動線につながりが出て利便性もアップします。

今回は、そんなウォークスルークローゼットのメリットとデメリットについてご紹介した上で、最大限に有効活用するためのポイントもお伝えします。

ウォークスルークローゼットのメリットって?

家事動線(家のなかで炊事や洗濯、掃除などの家事をする際に人の動きを表す線)のなかにウォークスルークローゼットをつくると、作業がスムーズにできることがメリットのひとつです。

例えば、玄関とキッチンをウォークスルークローゼットでつないでパントリーとして使えば、買い物から帰ってきてすぐにストック品を収納することができます。また、寝室と洗面との間につくれば、クローゼットを通る際に身支度ができてそのまま洗面へ向かうことができます。

メリットは他にも、ウォークスルークローゼットは採光や通風が取りやすいことも挙げられます。多くの家の場合、壁で仕切られたスペースがたくさんあって日当たりが悪かったり風通しが悪かったりすることも少なくありません。ウォークスルークローゼットは、採光・通風に優れているので、これらの問題を解決できます。

しかし、洗面や浴室の近くにつくる場合は、湿気の影響を受けやすく、カビが発生する可能性もあるので注意しましょう。

ウォークスルークローゼットのデメリットって?

ウォークスルークローゼットをつくるときは収納スペースはもちろん、それとは別に移動スペースが必要となります。移動スペースがせまいと、通り抜ける際にぶつかったり家事作業が余計ストレスに感じてしまったりします。十分にスペースが取れる場合は問題ありませんが、限られたスペースにつくるときは注意しましょう。

また、しっかりと家事動線を計画してつくらないと、余計に動作が必要になったりしてしまいます。時短できるようにつくったウォークスルークローゼットも反対に使いづらくなってしまうこともあるので事前の計画が重要です。

あると便利な場所はどこ?

先ほどお伝えした場所以外にも、ウォークスルークローゼットがあると便利な場所がいくつかあります。

・玄関とリビングの間
玄関からリビングへ向かう途中にウォークスルークローゼットをつくれば、帰宅後コートを収納したりバッグを収納したりできます。ゴルフバッグや傘など、外で使用するものも収納できます。

・寝室とリビングの間
起床して、または就寝するときの身支度がスムーズにできるようになります。また、リビングに着替えを置きっぱなしにしてしまう…ということも防止できますね。

・キッチンと洗面の間
家事を効率よくしたいという方におすすめの場所がこちらです。料理をするキッチンと洗濯をする洗面をつなぐことで、一続きに家事をこなすことができます。家事は毎日するものなので、少しでもストレスを軽減させたいですね。

いかがでしょうか?

いかがでしたか?今回は、ウォークスルークローゼットをご紹介しました。便利で家事効率もアップするウォークスルークローゼットですが、収納・移動のスペースや設ける場所を考慮しないと、かえって使いづらい無駄なスペースになってしまいます。

自分たちのライフスタイルを考えてみて、どこにつくりたいのか・どんな使い方をしたいのかをイメージしてみましょう。

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